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2025年1月27日(月)
19:45
春の朝は、清々しい。
水蒸気をたくさん含んだ春のあの空気は、特別だ。
そして、多くの人が、好きだろう。
その清々しさと喜びを、心から感じることのできない人たちがいる。
他の人に対して軽蔑心を持っている人たちである。
人を鼻で笑うことは悪い事、人を馬鹿にしてはいけない。いずれも子どもの時に教わる。
そして、大人とみなされる人の多くは、このことを今の子どもたちに教えることができると思っている。
だが、子どもたち、また若い世代は、そのいわゆる大人が隠し持つ軽蔑心を察知している。そして、見抜いた偽善を、その大人の実態として無言で上書きする。
自らが公または密かにしている侮(あなど)りや見下しをまず処分せよ、と我々若い世代は思う。
昨日、岸田前首相が地方を訪問された際の短い動画を見た。
子どもたちがすぐに寄ってきて遊び始める様子や、子どもたちに対する内心の距離のゆえに既に浮いているSPを背景にしながらその幼い子たちを真剣に相手にされる前総理のご様子が複数の動画にあった。
越励学院の院長(私の父)の呼びかけが届き、育成派に戻ったため、国民に最も近い総理と位置付けられた岸田前首相。だが、前首相の映像をインスタ用に編集する人は軽蔑心を抱いている。そして、悪意をもって映像を加工し文字や音を加え、視聴者も同じように見下す姿勢になるよう促している。
憤りを覚える国民は私だけではない。
愚かである。
絆がいかに貴重か、人間関係をいかに大事にすべきか、これを認識しようとしないとは、愚かである。
軽蔑を働くことは、その瞬間から絆を失い始めることを意味する。
相手の心を幾たびも傷付けたゆえ、当然の結果である。
春がすみは、清々しい。
この思いをいつまでも、保ちたい。

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